ぺんぎんの生態

愛なんていくらでもばらまいてやる

【後編】元彼の世界感溢れる束縛エピソード(デートDVのはなし)

 

  引っ越してきておうちが幸せです。

  おうちにずっといたい。

  生きていくのって大変だよねえ…

 

 

                                                🍓

 

さて

謎に続いてしまったシリーズ、最後です。

といっても、デートDVをはじめ、密な関係性の歪みというテーマは、私にとって永遠に興味深いものなので、今後も何かと書いていきます。

 仲間の緋の目を追い求め続けるクラピカのように、これからもずっとずっと背負っていたいよ。


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△そのままでいい 

(Carry Onは名曲)

 

 

                                                  💉

 

 ▼ 気になる人は過去のもどうぞ 

  エピソード1   シナモロール事件   (前編)

  エピソード2   カーディガン切り裂き事件(前編)

  エピソード3   腕時計事件(中編)

  エピソード4   理科の先生事件(中編)

  エピソード5   RADWIMPS事件(後編)

 

                                                     🍭

 

 エピソード5  RADWIMPS事件

 

  個人的におもろいなあと思ってる話。

  前編・中編に引き続き、高校時代の束縛エピソードなんですが、彼氏のめちゃくちゃな価値観の軸に触れた瞬間です。

  当時、えっ?と思うくらいに男性(実父、シナモロール(サンリオキャラクター♂)、理科の先生(男性)、など含む)との接触を禁止されていたのですが(※前編、中編 参照)、いちばんしんどかったのは、男性の著作物全般が禁止されていたこと。

  X JAPAN筋肉少女帯DIR EN GREY大好きJKやったんやけど、聴いてたら怒られるからこそこそ聴いてたし、村上龍大好きなんやけど、それもダメなのでこそこそ読んでた。笑

  そんな中、

RADWIMPSだけが許されてた。

  RADWIMPS…わたしはモロに世代なんですけど、

歌詞を咀嚼しながら聴いたことありますか。

  所謂「セカイ系 」の歌詞をかかせたらRADの右に出るものおらんのちゃうかと思います。 

 

セカイ系」・・・

主人公(ぼく)とヒロイン(きみ)を中心とした小さな関係性(「きみとぼく」)の問題が、具体的な中間項を挟むことなく、「世界の危機」「この世の終わり」などといった抽象的な大問題に直結する作品群のこと

                 『波状言論 美少女ゲームの臨界点

                                            編集部注による定義

 

  新海誠監督「君の名は」が大ヒットしてましたが、あの映画でRADが全面的に流れるのはスゴく合っていて、それはRADがずっと描いてきた歌詞世界と、「君の名は」の世界観がめちゃめちゃ重なってるから。

 

  例えばこれな

  (※許されていたのでRADに詳しくなった)

こんなこと言ってほんとにごめんね 
頭で分かっても心がごねるの だけどそんな僕 

造ってくれたのは 救ってくれたのは 
きっとパパでも 多分ママでも 神様でもないと思うんだよ 
残るはつまり ほらね君だった

                                   me me she/RADWIMPS

 

 この世界にはキミとボクふたりだけ!の究極、神様すらも否定する。

 

そして、例えばこれも。

別にこれと言っていい顔だなんて 思ったことはないんだけど
誓ってそれはないけど まぁ一度くらいなら あるかもしれないけれど
ただそんなことはどうでもよくて お前がこの顔好きだって
言ってくれるから 褒めてくれるから そこんとこはオトンとオカンに
感謝です ほんと感謝です この俺の好きな人の好みに俺を
作った二人は天才です どうやったらんなことできるんですか?

                                               七ノ歌/RADWIMPS

 

  「君」に出会えたことをもってして、親に感謝するのはRADあるある。

  RADの世界観のドギツさって、「自分の人生、命、ぜんぶ「君」の存在があって成立している、この世界はぜんぶキミとボクが出会うための舞台装置」みたいなところと思う、わたしの解釈では。

(「七ノ歌」は曲そのものはゴスペル調のコーラスとか割りと好きです)

 

  そーゆーの嫌い?と言われると、好きなんですよ。

  筋少だって、例えばトリフィドとかどうですか。

流星の雨がふりそそぐ 

トリフィドの日がついに来た

二人だけは生き抜く

植物に食らわれた町

あなたと私だけ残る

トリフィドの幹に駆け登り 

そして 星座まで行けるよ

 

小説の通りに 

人々は食べられ

逃げ方を誰にも教えなかったのは

だってあなたを残して 

どいつもいらない 

 

トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く/筋肉少女帯

 

 文学的でロマンチックじゃないですか。

 「セカイ系」は君と僕しかいない世界観、めちゃくちゃシンプルで、ゆえに救われたりもする。

 

  けどそれを強制されると、ひとは狂います。

  彼氏はほんとうにシンプルにわたしを束縛してきて、そして彼の世界観を構成しているRADWIMPSだけを聴かせようとした、RADWIMPSに罪はない。なんて強烈な歌詞世界を展開しているんだ、という話です。

  彼の価値観の軸の部分に触れられて、なるほどおもろいなあと思ったよ、どうしようもなく、しんどかったけど。

 

 

                                                   🐺

 

 

  恋愛とか家族とか、密で閉じた関係性の中では、よくわからん歪みが発生しやすい。

  それ自体は悪いことちゃうくて、たとえ世間からは外れてるような関係性やとしても、自分が気持ちよかったら、それでいいやん?

  ただ、自分が気持ちいいんかどうなんかも分からんくなりがちやから、怖い。密な関係性の中やと

何が正解で何があかんとか、気づくのは自分しかおらんし、ちゃんと頭で考えてる気でいても、閉じた世界では、実は相手の価値観に支配されてることもある。

  せやから、「なんかなぁ…」「しんどいかもしれへんなぁ…」くらいの段階で、誰かに、話してみるのがすごい大事と思ってるよ。

  第三者三者の存在が、密な関係性の突破口。

  なので、わたしはDMどんとこいです。おいでおいで。

 

  ※カンケーない絡みもうぇるかむ👐

 

 

                                      🧀🧀おわり🧀🧀

 

 

▼まってるう💜

 

 

▼今日の1曲

Slide Away/Oasis


Oasis - Slide Away (Official Lyric Video) - YouTube

日曜夜のOASIS

気持ちよくダウナー入れるよ